ICAPEはPRINCITECの買収によりドイツでの存在を強化

PRINCITECの買収は、ICAPEグループにとってドイツでの事業に重要な段階となります。

ICAPEグループは、PCBの高付加価値サプライヤーであるPRINCITECの資産を100%買収することを発表しました。

デュッセルドルフ近くに拠点のあるPRINCITECは、2004年からプリント基板の販売に関する、技術・素材調達・品質サービスの全てを提供してきました。 アジアとヨーロッパで11もの販売者ネットワークを持つ当社は、特に幅広い製品ラインナップにより、非常に短い納期で数多くの産業の必要性を満たす営業能力を有します。 当社製品を定期的に購入している、主にドイツの35社の顧客を基に、PRINCITECは2022年に粗利益率25.5%で6.5百万ユーロの総利益を達成しました。

この買収により、ICAPE Group は購買元を増やすことで、その潜在能力を伸ばす相乗効果を得ることでしょう。また、コスト最適化を実現しつつ当グループだけの世界中で展開しているロジスティクス能力を発展させます。2023年5月末に発表されたHLTの買収の後、今回の取引においても、ICAPEのヨーロッパで最大のプリント基板市場である、ドイツ市場での存在を強化することになります。

ICAPEグループのCEOである、ヤン・デュイグー氏は、次のように述べています。 「このPRINCITEC社の買収により、私たちは購買、営業シナジー、そしてコスト最適化を重点的に、外に向けての成長戦略を加速的に継続します。 PRINCITECは、当グループに参入後に組織的成長を促す、必要な全ての資産を有します。 また、ベテランのチームが構築した、多岐に渡った産業のサプライヤーネットワークと堅実に獲得した顧客により、世界規模で有力なドイツ市場で当グループの存在を強化します。 私たちの潜在的買収手段はまだ有力であり、世界の全地域を対象に、今年3千万ユーロの総利益上昇の目標を再度打ち出す方向で話し合いが進んでいます。」

PRINCITECの最高経営責任者である、べルンハルト・チャンペル氏は次のように述べました。 「ICAPEグループは私たちの市場でリーダー的存在であることに加え、製品の品質と顧客関係に重点を置くそのDNAに基づいた、数々の価値観を持っています。 それらを組み合わせることにより、顧客はICAPEグループの購買力と他にはないロジスティクス体制から価値を得ています。それが当社チームのサービスの品質向上につながるのです。 私たちは、双方の潜在的シナジーを展開するため、ICAPEグループのドイツ支社と業務を始めるのを心待ちにしています。

最近のHLT買収と同様、この買収は、ドイツの子会社ICAPE Deutschland GmbHが100%キャッシュアウトを行って実行されます。 PRINCITECの社員9人が、当グループのドイツ支社強化の業務にあたります。